フードロスを減らせ!“売れ残り”商品を自販機で 横浜

2024年7月5日放送 18:22 - 18:27 NHK総合
首都圏ネットワーク (ニュース)

フードロスの量は日本全体で年間、推計523万トン。1人当たり毎日お茶わん1杯分のごはんが捨てられている計算。こうした中、売れ残りの食品を扱う自動販売機が効果を上げている。横浜市営地下鉄の関内駅の構内。日中は何も売らず夜になると販売が始まる自販機がある。家路を急ぐ人たちが増える午後7時前、パン屋のスタッフがロッカー型の販売機に商品を入れていく。まだ食べられるのに売れ残ったパンを定価の3割引きで販売している。売れ残ったパンの自動販売はことし横浜市などが実証実験として始めた。連日2時間も待たずに完売するほど人気を集めている。
実証実験のねらいは事業者から毎日出されるフードロスの削減。自販機のパンを作った駅近くのパン屋ではお客さんがいつでも欲しいものを選べるようにふだんから多めにパンを焼いている。その日に焼いたパンはその日のうちしか売らないのがこだわり。地元の人たちに人気の店だが、多い日には1割程度が売れ残ってしまう。自販機で扱えるのは食パンなど傷みにくいものだけだが、捨てる量は半分に減った。市はこうした実証実験を合わせて3か所で行っている。いずれも売れ行きは好調。
手応えを感じた横浜市はパン以外にも広げようと新たな取り組みを始めた。まずは自販機を設置したい場所を募集。そのうえで売れ残りの商品や規格外の野菜などを売りたい業者、それに自販機を設置する業者を募りマッチングを行う。全国でも初めての取り組みだということで、来年度までに30以上の設置が目標だ。横浜市は今後増やす自販機については冷蔵機能をつけることも検討していてさまざまな食品のフードロスを減らしていきたいという。


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