ブラジルで咲く“ヒロシマのバラ”

2024年12月12日放送 4:30 - 4:37 NHK総合
国際報道 (ニュース)

きのうノルウェー・オスロで行われた日本被団協へのノーベル平和賞授賞式、式典にはブラジルに住む被爆者も出席した。これに先立ちブラジル・サンパウロではコンサートが開かれた。「イパネマの娘」などを書いた詩人ヴィニシウス・デ・モラエスは第二次世界大戦中から外交官として勤務するなか広島への原爆投下を知り衝撃を受けた。自らの作品の中で大切なものを「バラ」と表現することが多かったヴィニシウスがその後書き上げた詩では膨れ上がる原爆雲をあえてバラに例え、愛からかけ離れたものとして批判した。詩集発行から約20年、この詩を目にした音楽家ジェルソン・コンラッドさんにより「ヒロシマのバラ」が歌となった。歌が発表された70年代はブラジルで軍事政権が続いて表現への検閲も行われるなかこの歌は人々に広がった。あれから半世紀、今も多くの人に歌い継がれている。この歌が持つ力に期待を寄せているブラジルの被爆者渡辺淳子さん。2歳で広島で被爆し移住後南米に住む被爆者の支援をしてきた。活動30周年を記念した冊子では原爆で失われたバラを再び咲かせる平和への願いが込められている。ブラジルで生まれた歌は広島で語り継がれている。コンサートを企画した堀江さんはブラジルで音楽を教える広島大学大学院の研究生パウラさんとともに歌っている。


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