報道特集 (特集)
取材した武井一裕ディレクターがスタジオで解説「入手した2年前の資料。メイン会場でもメタンガスが発生していることが明記されていた。2025年日本国際博覧会協会がこれを知らなかったとは思えない。爆発事故が起きてから対策を公表するというのでは後手後手といわざるを得ない。ここまで建設が進んでいるんだから批判するなとか、やるしかないんだというような空気が醸成されつつあるが、今回は爆発事故、人命にも関わる問題なのでしっかり対応してもらいたい」。大阪の学校の先生方に話を聞いたが、本来校外学習は綿密に下見を行う。今回の万博に関してはいつ下見ができるかも分からない。パビリオンを見られるかも分からない。会場はメタンガスの爆発事故が起きている。適切に判断する材料がない中で意向調査を行われたことに先生方はとても困惑をしていた。メタンガス対策の1つとして火気厳禁というサインをさまざまな言語で出すってことを検討。そもそもなぜそんなところで万博を開催するのか、誰もが思うこと。万博会場の夢洲ではカジノ施設の建設も予定。一度決めた大規模プロジェクトはどんな不都合があっても突き進めるという例は他にもあるが、夢洲は日本の硬直した政策決定の一例のようにも思える。