メタンガス爆発 安全対策は…

2024年6月29日放送 18:08 - 18:12 TBS
報道特集 (特集)

爆発事故から、およそ3か月。今週、2025年日本国際博覧会協会は安全対策を公表した。2025年日本国際博覧会協会・藁田博行整備局長は「メタン=危険というイメージの払拭を含めて、対策で大丈夫だというメッセージは、丁寧に伝えていくしかない」と述べた。事故があった1区では、先月までの4か月の間に爆発の危険がある濃度のメタンガスが計19回検知されていた。そのため対策として、建物の隙間をシールなどで塞ぎ、地下からのメタンガスの侵入を防ぐ。更にメタンガスを強制的に換気する装置や基準を超えると音が鳴る検知器も取りつける。一方で、メイン会場となる2区、3区については検知されたメタンガスは低濃度だったとして、建物の対策は行わずメタンガスの測定と換気を徹底すると説明。藁田整備局長は、メタンの発生の予測は難しいのでは?「コントロールできるぐらいのレベルだろうというのが率直な感覚」、開催期間中に起きてもおかしくなかったのでは?「対策をすれば、会期中に起こるリスクはほとんどないのでは」と述べた。爆発現場の近くにできる飲食ブース。火の取り扱いについては今後ルールを決めるという。2025年日本国際博覧会協会・藁田博行整備局長は「ファストフード、テイクアウトの店が何軒か入る。火気は使わない店で募集している」と述べた。他にも、来場者の不安解消のため、「今日のメタン濃度みたいな感じで」情報の公開を検討していると話す。こういった場所で万博を開くことが適切か?。藁田整備局長は「協会は“ここでやれ”と言われて、“対策して開会しろ”と言われているので、見解はない。来場者の安全を守るのは主催者の当然の義務」と述べた。地盤の環境に詳しい専門家は「夢洲のどこで爆発が起きてもおかしくなく、2区のメイン会場でも対策を徹底すべき」と話す。芝浦工業大学(地盤環境工学)・稲積真哉教授は「メタンガスの原因である有機物(ごみ)は、夢洲の地盤の下にランダムに存在している。地下水の流れに乗って、隣のポイントから移動してくることもある。メタンは無臭。(地中の)どこに存在しているのか、100%把握するのは無理。どういう形で対策を出していけるのか非常に難しい」と語った。


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