世界が熱視線 日本初スタートアップ

2024年11月23日放送 21:33 - 21:41 NHK総合
サタデーウオッチ9 (ニュース)

スタートアップ企業とはライドシェアのUberや自宅を活用する民泊を手がけるAirbnbなど革新的な技術や発想で新たなビジネスを生み出す企業のこと。かつては小さな企業だったが今や巨大企業に成長。海外のスタートアップが世界で存在感を示す中、日本は世界に打って出るスタートアップが少ないとも言われてきた。その状況に今、大きな変化が生まれ始めている。スタートアップ企業の支援を手がけるアメリカの投資会社が今月開いたイベント「Techstars Tokyo」。ステージに上がったのは日本発のスタートアップの起業家たち。イベントを開いた投資会社テックスターズはこれまでUberなど世界中の4400を超える企業に投資。東京には今こうした黒船とも言える海外の投資会社が進出し、スタートアップを支援する動きが相次いでいる。なぜ海外の投資会社が東京へ相次いで進出しているのか。スタートアップが成長しやすい都市のランキング。東京はことし順位を一気に5つ上げ10位に。ここ数年、国などの支援が強化されたこともあってスタートアップに関わる人材が育ってきていることなどが評価された。日本にはダイヤの原石のようなスタートアップが数多く存在する。投資会社は成長の可能性を秘めた企業をいち早く見つけ育てることで、将来大きな利益につながるのではないかと期待している。アメリカの投資会社が将来を見越して支援するのはプレシード=種になる前と呼ばれる創業間もない企業。応募があった1000社以上から12社を選抜。出資を行い、さらに起業家として必要な知識やスキルを学べる3か月の支援プログラムを実施した。参加した起業家の1人、AMATAMA・堀内雄一CEO。もともと大手電機メーカーでエンジニアとして働いていたが、最新技術を使って世界をよりよくしたいと去年1月に起業した。今は数人の仲間とシェアオフィスを拠点にしている。堀内さんが開発しているのは人型ロボットを動かすためのソフトウエアと電子基板。この人型ロボットの分野にはイーロン・マスク氏が率いる米国のテスラも参入。生成AIの発達に伴い、今後、さらなる進化が見込まれる人型ロボット。今、世界中で開発競争が加速していて、堀内さんも世界に打って出ようとしている。技術力には自信がある堀内さん。その一方で苦手なのが英語でのコミュニケーション。ただ、外国人投資家からの資金調達には英語でのプレゼンテーションが欠かせない。このため支援プログラムでは英語でのプレゼンのこつも細かく伝えている。支援プログラムの最終日、投資家などに向けたプレゼン。堀内さんは試作品の紹介もなんとか乗り切った。このあと開かれた交流会では支援をしたいという人が。企業を育てていくためには日本の投資家の側もリスクを恐れことなく積極的に投資する意識改革が求められるという指摘もある。国内の投資が広がれば新たな企業やビジネスのアイデアを後押しすることになる。世界に認められる日本発の企業の誕生を期待したい。


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