- 出演者
- 加藤紀子 宮崎由加 南波雅俊
今回は石川県加賀市を特集。国家戦略特区は世界で一番ビジネスがしやすい環境を生み出すべく始まった政策。特定の地域に限り規制や制度を大幅に緩めた経済特区。国家戦略特区は国・地方公共団体・民間と共に地域一帯でプロジェクトを動かしていく。日本各地で様々な場所が認定されている。一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で運ぶライドシェア、生態に翔を活用した先進的なデジタルサービスのスマートパスなど国の支援をうけながら様々な改革をする。2022年に国家戦略特区に認定された街がおおきな進化を遂げようとしている。石川県加賀市は2024年3月に北陸新幹線が延伸されアクセスが飛躍的に向上。加賀市は日本海と山々に育まれた歴史ある城下町。3つの温泉地が点在する加賀温泉郷。豊かな自然に囲まれメインストリートのゆげ街道を中心に多くの観光客がやってくるが北陸古来の名湯が存在している。2014年に転機がやってきたが宮元陸市長は当時から加賀市はすでに消滅可能性都市になってしまっていたという。国は将来の人口減少を踏まえたうえで人口減少に見合ったまちづくりをしようという考えがあったが、守るか攻めるかでは攻めに転じて進むべきだと感じたという。そこで国家戦略特区に申請し先端技術で地域課題の解決を目指すことに。
2022年にはそんな加賀市の努力が実ったが加賀市は国家戦略特区デジタル田園健康特区に認定された。プロジェクトの中心になった岡田さんはデジタルを活用したまちづくりをしようと考え、人の流出を止め逆に入ってくるそうした産業に従事する人が増えることも狙っているという。日本マイクロソフトとの包括連携協定を締結し、空飛ぶクルマ・ドローン産業の集積地、スタートアップ支援など新たな産業創出に注力。
石川県加賀市は加賀市版ライドシェアを展開。一般ドライバーが自家用車をつかって有償で乗客を運ぶことが可能。日本でも規制が緩和されライドシェアが始動。加賀市ではUber Japanと包括連携協定を締結。Uber Japanの村上さんは元々持っている技術を提供したという。第一交通が協力しドライバーの安全面を身に着けてもらい、Uberではアプリを使用してもらう。行き先を入力し、タクシーかライドシェアを選んでもらい乗車位置情報を送信してもらう。登録ドライバーは自分の空き時間に勤務することで収入がアップ。先月には加賀市、Uber Japan、日本郵便による新たな取り組みが発表された。加賀市版ライドシェア貨客混載実証事業はライドシェアドライバーが待機時間中にゆうパックも配達可能となり収入増加・稼働率向上が期待される。その他加賀市ではマイナンバーカード交付率が全国トップクラス。より先進的なスマートパスへの取り組みも。利用者がマイナンバーカードで本人確認を行い事前登録をするだけで様々な場面で利用可能な顔認証システムが使る。バスに乗車する際には財布やスマホがなくても顔認証で手ぶらでの支払いが可能だったり、緊急搬送された意識のない患者であっても過去のデータをもとに適切な処置がうけられる。
ELEMENTSの長谷川さんはこの顔認証のPASSについて加賀市長が経済産業省とタッグを組んで生体認証の分野の取り組みをしていた場面をテレビで取り上げられ、それを見て会いに来てくれたというがメリットを感じたという。加賀市長先端技術はファーストペンギンになるのが大事だと答えた。
石川県加賀市の鶴田文さんは消滅可能性自治体について若い女性の人口が減少し、出生率が低下することで自身の友人や同級生がいなくなっていると感じているという。また国家戦略特区と言えることはメリットで規制緩和も出来、新しい産業や新たな企業が来てくれたりと言う動きができるという。若い女性が戻ってきたら嬉しいと答えた。
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