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フランスの下院にあたる国民議会で8日、自らの支持を訴えたバイル首相だが、信任投票の結果は反対多数で否決され、バイル氏率いる内閣は発足から9カ月で総辞職することになった。また、フランスでは2年足らずで首相が4人も交代するなど異例の事態となっている。背景には深刻な財政状況がある。財政赤字が深刻なフランス。バイル首相は来年度予算案で年金増額の先送りなど約440億ユーロ(約7兆6000億円)規模の歳出削減を提案していた。また、この中には経済活動を後押しするためとして年間11日の祝日のうち2日を廃止する案も含まれていて、国民や野党の反発を招いていた。議会は少数与党の中道連合と野党右派、左派の三つ巴となっていて、バイル首相は与党以外の支持を集められなかった。マクロン大統領は9日、新首相にルコルニュ国防相を任命。去年から続く政治の混乱を収束させたい考え。
