羽鳥慎一モーニングショー ニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
視聴者からLINEで質問・意見を募集している。パネルコーナーはTVer・ABEMAで配信中。
加齢とともに要注意なのがフレイルで、加齢とともに筋肉量や心肺機能が下がる。何もしないとフレイルリスクが上がる。筑波大学の研究では20種目のスポーツ活動がフレイルの進行をどの程度防ぐかを比較し男性1位はダンス(社交ダンス)女性1位は登山・ハイキング。ダンスがフレイル予防に効果がある理由について専門家は「下肢筋力・バランス・柔軟性を同時に鍛えることができる」と話した。
社交ダンスは戦後若者を中心に娯楽・出会いの場として流行し、平成初期映画「Shall we ダンス?」が1996年度の映画賞を総なめした影響で流行。洋舞・社交ダンスの人口は約129万人でうち70代以上は約26%。ダンサーは「最近は健康目的で社交ダンスを始める高齢者も多い」と話した。
社交ダンスの基本中の基本は正しい姿勢を意識することで、骨盤の上に体の軸が乗るように。肩回りの筋力・柔軟性アップにおすすめがアームで、ポイントは体の中心から末端にかけて動かす。足腰の筋力・柔軟性アップにおすすめがステップで、ポイントはリズムに乗って踊る。
アルバート・アインシュタイン医科大学の研究では高齢者の余暇活動と認知症リスクの関係を21年間調査し、何もしていない人に比べてダンスは認知症リスクが76%減少する。また、認知症リスクのある高齢者を社交ダンス群とウォーキングマシン群に分け6か月間週2回各90分のプログラムを実施し認知症に関係する海馬の体積変化を調査し、社交ダンスの海馬の体積は0.07%減ウォーキングマシンの135分の1。認知症リスクが減る理由について専門家は「ダンスは複数の脳機能を同時に使用する」と話した。
