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備蓄米の随意契約での売り渡しに関する詳細を発表。放出するのは令和3年と4年に収穫された計30万トンで、年間1万トン以上のコメを扱えるネット通販などを含めた大手小売業者を対象に、今年8月末までに消費者に販売する量について毎日申請を受け付ける。価格は平均でこれまでの平均落札価格の半額程度の60キロあたり税込みで1万1556円、5キロに単純換算で963円で売り渡すとしている。農林水産省は店頭価格は5キロあたり税抜きで2000円程度、税込みで2160円程度になると試算している。また、業者が希望する場所まで運んだうえでの引き渡しとし、政府が同量を買い戻すとした条件は盛り込まれていない。農林水産省はきょうから申請の受け付けを始め、今回放出する備蓄米は早ければ来月上旬にも店頭に並ぶ見通し。省内に発足したコメ価格高騰に対応する新たなチームに対し、小泉農相は「いま最も国民が農林水産省に求めている仕事は何か。最優先課題は間違いなくコメの価格を安定させること。ともに結果を出していこう」と述べた。