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きのう小泉進次郎農水大臣が備蓄米の輸送費について国が負担する方針を明らかにし、備蓄米を5kg2000円で店頭に並べると述べた。昨夜、小泉農水大臣は「ネット販売なども出てくると思う。今までの一般競争入札だと集荷業者が集め、そのコストも先方が負わないといけなかったが、これからは備蓄米を指定されたところまで国が負担して運ぶことを考えている」と語った。今までは米農家から消費者に渡るまで幾重にもかかっていた輸送コストをゼロにするという新たな方針。また「私が現時点で確認している限り西表島の6500円が一番高い。国が指定されている工場が離島になければ、本当まで国が運ぶといったことなどでできる限り安くしたい」と述べた。小泉農水大臣はきのうネット通販で備蓄米を販売する可能性を模索し、楽天の三木谷浩史会長と面会。三木谷会長は備蓄米の随意契約に参加する意向で「ネットだからこそスピーディーにできる、様々なかたちで対応していきたい」と話した。
輸送費の国負担、ネット販売が実現すれば大幅なコストカットができるとして小泉農水大臣は「6月上旬には2000円の備蓄米を店頭で見ることができるようになる」と発言。きのうは東京都内のスーパーに立ち寄り在庫状況を視察した。精米店で話を聞いていた際には「大臣、農家のこと考えてやって」と街の人からの声があり、小泉農水大臣は「はい」と答えていた。小泉農水大臣の新たな方針について専門家であるスズノブ・西嶋豊造さんは「一気に備蓄米が販路拡大になるから蜘蛛の子を散らしたような戦略が組める。今回お米をただの商品としてみていた人で荒稼ぎしようとした人たちにとってはそのやり方をされれば大暴落になりとんでもないことになる」と一定の効果を期待した。