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先週農林水産省が備蓄米の活用について検討する方針を示した。政府は米の生産が大幅に減った時に備えて年間の需要量のおよそ7分の1に当たる100万トン程度の米を備蓄している。これまで備蓄米を放出する要件は米の生産が大幅に減った時や大規模な災害が起きた場合などに限られていた。しかし今回、市場に米が十分流通していないと農林水産省が判断した場合も新たな要件に加えようとしている。ただ供給量を増やせば米の価格が値下がりしてしまうことが想定される。価格は本来市場での取引で決まるべきというのが農林水産省の考え。そこでいったん備蓄米を売り渡すが、流通が元のように戻ったあと同じ量を買い戻す仕組みにしようと検討している。
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