報道ステーション (ニュース)
政府の備蓄米放出後もコメの価格が高止まりしていることを受け、農林水産省は備蓄米の入札方法を見直すと発表した。見直し後は毎月放出する備蓄米10万トンの内6万トンを優先枠とし、落札したコメを1ヶ月位内に小売店に引き渡す早期販売計画を立てた集荷業者に優先的に売り渡す。これにより流通スピードが改善され、6万トンの内2万トンは卸を通さずに小売店に売り渡すことも定めることで時間だけでなく流通コストを低下させることも期待されている。ただ現場からは小規模な精米店では卸を通さずにやり取りすることは難しいのではとの懸念の声も出ている。また政府は備蓄米の買い戻し期間を1年位内から5年位内に引き伸ばすとし、入札参加のハードルを下げてより流通を加速させたいとしている。近い放出分の10万トンの内8万トンは2022年産の古古米で、政府は品質に問題はないとしている。