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アイリスオーヤマの備蓄米100袋が仙台駅から東京駅に運ばれ、東京駅で予約販売された。スーパーのコメ販売平均価格は2週連続値下がりしたものの、4223円と去年の2倍の価格で推移。小泉大臣はきょう新たに備蓄米20万トン追加放出を発表。これにより、備蓄米の残りは10万トンに。スーパーセルシオは、年間1000トン以上の取り扱い要件満たせず第2回の備蓄米の申し込みに参加できなかったそう。あすからの随意契約も申し込み条件は維持されたため、今回も仕入れは難しそうで、店長は悔しいなどと話していた。一方大手スーパーからこれまで備蓄米400トンの精米を請け負ってきた卸のナカムラ米販。小泉大臣は卸を槍玉に上げ、コメ価格高騰要因の1つに流通システムがあると指摘している。これに対しナカムラ米販社長は「元々の分母が小さいので営業利益500%といっても小さい額。うちも利益は出ているが、労働時間も倍になっている」などとコメントした。専門家は「精米が追いついていない状況。今後どこまで備蓄米が速やかに出回るか不透明」などと追加放出に疑問を呈した。小泉大臣は今は緊急事態としたうえで「最終的に責任を負うのが政治の仕事」などと語った。