ワールドビジネスサテライト (ニュース)
来年度予算は参議院で可決された再修正案が衆議院に戻されて採決されるという異例の事態となった。背景にあるのが高額療養費制度をめぐる石破総理大臣の判断。予算案が衆議院を通過した後に今年予定していた自己負担額の引き上げの見送りを表明したことで参議院で予算案の再修正が必要となった。一般会計の歳出総額が過去最大となるおよそ115兆2000億円の来年度予算。予算成立を受け石破総理は4月1日に記者会見を開く。先週、国会で石破総理は食料品にかかる消費税の減税について「一概に否定するつもりはない」と述べていて消費税減税の可能性が焦点に浮上している。内閣支持率が急落する中、夏の参議院選挙に向けて石破総理は反転攻勢に出られるか。