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北朝鮮は今週、朝鮮労働党の重要会議を開く予定。来年に向けてどのような政策方針を決めるのかが焦点になっている。高野洋解説委員が「朝鮮労働党の重要会議・中央委員会総会が今週数日間にわたって開かれ、金総書記が出席して党の幹部たちを前に演説する見通し。今回の総会では2025年の闘争方向を確定し、一連の重要問題を討議決定すると予告しており、北朝鮮が来年国を挙げて取り組む政策の方針が決まることになる。北朝鮮が最大の敵と位置づける米国では、5年前に首脳会談に臨んだトランプ次期大統領が来月20日に2期目の政権を発足させる。その同盟国の韓国は、今月、戒厳令を一時宣言したユンソンニョル大統領が国会の議決で職務停止となり、弾劾をめぐる審理と内乱容疑の捜査に揺れている。そしてロシアとの間では大規模な派兵を行うなど、新たな条約に基づいて軍事協力を深めている。これら3カ国との向き合い方について、金総書記がどう言及するのかに注目。2つ目は加速する核、ミサイル開発。北朝鮮が2021年に打ち出した国防5カ年計画は来年が最終年となるだけに、核戦力を一層強化する方針を鮮明にすることが考えられる。7回目の核実験や核弾頭を搭載できるとする新型ミサイルの発射などが引き続き懸念される。来年10月には、党創立80年の節目を迎える北朝鮮、それに向けて軍事分野を中心に金総書記の業績作りを急ぐと見られる。北朝鮮指導部が総会を通じていかなる姿勢を打ち出すのか、関係国は警戒感を持って注視している」とスタジオで述べた。