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近年相次ぐ新幹線の開業。2016年に北海道新幹線の一部区間、2022年に西九州新幹線が開通した。そして今年3月には北陸新幹線が金沢から敦賀まで繋がり東京から福井まで初めて3時間を切る。そんななか能登半島を1月1日、震度7の地震が襲った。しかし新幹線の延伸には大きな影響はないという。石川県の馳浩知事も復興と経済対策は同時並行で進める必要があると開業日の予定変更を求める声はないとしている。その開業を前に福井では駅前ではタワーマンションの建設が急ピッチで進んでいた。その横のビルではマリオット系列のホテルや地元の食を集めたフードホールが新幹線の開業に合わせて準備を急いでいる。さらに県内随一の集客力を誇る恐竜博物館もリニューアルオープン。経済効果は福井だけで約300億円あると見られている。さらに福井以外にも大きな経済効果が期待されているのは路面電車やブリでおなじみの富山県。鉄道ジャーナリストの渡部史絵さんが注目するのは関西方面からのアクセス。これまで大阪から金沢までへは2時間31分、大阪から富山までへは3時間4分だったのが、新幹線が伸びることで金沢へは22分短縮され最短2時間9分に、富山は29分短縮され最短2時間35分になる。そのためこれまで便が悪いことで嫌煙されがちだった富山への観光がいま注目されている。大阪から富山へのツアーを企画する旅行会社もたくさん出てきている。一方富山も大きなチャンスだと感じ、色んなことを始めている。