NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
南海トラフ巨大地震について国は10年余り前の被害想定を見直し来月末を目途に公表する事になった。能登半島地震でも新たに課題となっている災害関連死の規模について初めて設定する他、「半割れ」の死者数・建物被害など巨大地震が時間差で発生する場合の被害想定も示される。おととしから今後の防災対策を考えるため、専門家によるワーキンググループで議論を進めていたが、新たに想定を公表することに。見直す予定は最大クラスが起きた場合の死者・けが人の数、全壊・焼失のおそれのある建物数、経済的被害などが見直される予定。名古屋大学・福和伸夫名誉教授は「この十数年間で対策が進んだ面もあるが、社会としては弱くなってきている」とコメント。