情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
きょうから開始された2021年産の備蓄米「古古古米」の申込。対象となるのは精米能力がある米店。見込みも含め年間1000~1万トン未満の米取り扱いがある中小、小売業者。きのう行われた説明会には1000社以上が参加。きょうも2回目の説明会が行われるなど多くの事業者が関心を寄せる古古古米。5キロあたり税抜き1800円程度で店頭に並ぶ見込み。一方、きのう引き渡しが始まった備蓄米を巡っては動きが急加速している。当初店頭に並ぶのは来週月曜日が最速とみられていたが大手スーパーイオンが明後日から店頭販売を開始すると発表。5キロ税込2138円でまずは東京・品川区の1店舗から開始、来週月曜日には千葉市、名古屋市、大阪市の3店舗でも販売するとした。そして、日本で一番早く店頭に並べると意気込んでいたアイリスオーヤマはそれより早い明日の販売開始を発表。当初の予定を前倒しし、千葉と宮城の2店舗で販売開始。一方、1回目の随意契約ではコンビニ各社が落選。これについて小泉農水相は「状況を見て柔軟に対応したい」などコメント。小泉農水相が推し進める方法で本当に米の価格は下がるのかその行方に大きな不安を抱えている人たちが。大阪・十三。地元の人たちに愛されるお食事処・北の屋。夫の木村直照さん、妻・美帆子さん。主に2人で切り盛りしている。ごはんが進む一番人気のメニュー「北の定食」。そして、このお店のウリがごはんのおかわりが自由なところ(オープン当初から続けられている)。しかし、米の価格高騰が2人の頭を悩ませている。備蓄米の流通が始まったものの、まだ安心できないという。
きのう国会の答弁で過去の政策の誤りを認めた小泉農水相は「見通しを誤っていたこともある。新米がでてくれば落ち着くと。結果そうではなかった。備蓄も放出して、下がるということにも今までなっていない」など答弁。その一方で、週明けには2000円程度の備蓄米が消費者に届きはじめるとの見通しを強調した。そして、きのう夕方、農林水産省が開催したのは備蓄米の試食会。古古古米と呼ばれる2021年産の米はどんな味なのか。小泉農水相自ら試食し「(2021年産)ちょっと硬いかな。個人的にはどちらも美味しくいただける・うちの職員の中では炊き上がりのにおいについて感じたという方もいた」などコメント。店頭で5キロあたり1800円程度で販売することを目指す古古古米について消費者からは「値下げされた米が買えればいい」「買わない美味しいお米を食べたいから。古いのは味がどうしても」などの声が聞かれた。
古古古米についてはおととい物議を醸す発言が。古古古米を国民民主党の玉木代表が「1年たったら動物のエサ」などと表現。これに対し小泉農水相は「事実としてはそうだとしても。この放出のあり方について取り組んでいるときに、私としては残念だなっていう印象」などコメント。立憲民主党の泉健太前代表も自身のSNSで「備蓄米はこれから我々国民が口にする重要な主食。1年たったら動物の餌というのはこの局面で使う言葉ではない。改めていただきたい」などコメント。これを受け玉木代表は「質疑全体では棚上備蓄制度を説明したもの。備蓄米を放出するだけでは石破総理が約束した米の価格3000円台は実現できないのではないかというもの」などコメント。異例とも言える大量の備蓄米放出で米の価格高騰に歯止めがかかるのか!?米作り20年の現役稲作農家、地元密着のスーパー担当者、米マイスター麹町・福士修三さん、お食事処北の屋がこのあと生出演。プロがリアルな現場の声を届ける。