羽鳥慎一モーニングショー ニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
視聴者からLINEで質問・意見を募集している。パネルコーナーはTVerで配信中。
1人当りの名目GDPで日本は初めて韓国に抜かれた。2024年には台湾にも抜かれる見通し。名目GDPとは国内で生み出されたモノやサービスのもうけの合計のことで、1人当り名目GDPとは国民1人当りの稼ぐ力。要因その1は高齢化で、総人口に占める65歳以上の割合29.3%は世界最高。生産年齢人口は1995年8716万人いたが2065年4529万人まで減る可能性がある。
要因その2は円安で、名目GDPの国際比較はドル建て。日本の1人当り名目GDPは2021年から円換算だと毎年増えているがドル換算だと毎年減っている。2023年の対米ドル騰落率は台湾や韓国より安い。
日本人労働者1人当りの労働生産性は約877万円とOECD加盟国38カ国中32位と1970年以降最も低い。エコノミストは「日本では無駄な作業が多いので他の国と比べて効率が悪い」と話した。会社では部長や課長20人ぐらい集まって報告だけの会議に2時間出席している。
冷凍餃子の生産販売を行っているイートアンドホールディングスは従来餃子1つ1つを検品し人手不足だったが工場をAI化し2倍の速度で餃子の生産が可能になり生産ラインの人員3割削減した。中小企業360万社のうちAI導入済みに企業は約3%。日本は生成AIを仕事で使う頻度が他国と比べ少ない。韓国ではAI戦略最高位協議会を発足し国民がAIの恩恵を実感できるように約800億円投じた。来年度からAIデジタル教科書を導入する。