国会中継 衆議院 予算委員会質疑
国民民主党・橋本幹彦氏の質問。103万円の壁について橋本氏は「よく総理はデフレマインドを払拭するという言葉を使うが、103万円の壁を引き上げるということはまさにこのマインドを払拭するような経済対策ではないか」などと質問。これに対して石破首相は「103万円の壁を突破していくらにするかの根拠は色々あるが、今までにない経済政策として大きな意義を持つものだということは同意する」などと答えた。橋本氏は「先ほど長友慎治議員の質問に対して総理はいろいろな数字があると答えたが、103万円を178万円に引き上げることによる経済効果について政府は試算しているのか」などと質問。財務大臣・加藤勝信氏は「すでに試算している。引き上げることによって国・地方税合わせると7~8兆円程度の減収となる。ただ、実際どういう形で減税するかが決まっていないため荒い試算ではある」などと答えた。防災庁について橋本氏は「設置の意義は?」と質問。石破首相は「我が国が世界有数の災害国。災害に対応するには経験と知識の蓄積が非常に大事。どこで災害が起こっても。きちんとした対応ができる体制をつくるというのは国家として当然の責任」などと答えた。自衛隊について橋本氏は「関係閣僚会合で話されている自衛隊の処遇改善等の意義は?」と質問。石破首相は「56歳退官。56歳でお子さんはまだ中学生や高校生だったりする。自衛官として積んできた経験・スキルが十分に活かされて第二の人生というものを、自衛官在職時と同じように誇りを持ち、尊敬を集めて暮らすことができる。お金だけではない国民的な合意や共感、そういうものを得るのが大事だと考えている」などと答えた。