地震との“二重被災”能登の現状/能登豪雨から1年 被災地の“今”/能登豪雨から1年観光も復活へ 

2025年9月26日放送 13:10 - 13:25 TBS
ひるおび (ニュース)

能登半島豪雨から1年。去年9月21日、午前から線状降水帯が発生し、台風14号の影響もあり、予想を大幅に上回る集中豪雨になった。輪島市では1時間に121ミリの雨となった。能登半島地震から9ヶ月あまりで復旧が進められていた国道もあちこちで寸断され、複合災害となった。去年奥能登豪雨があり、今月19日時点で珠洲市、輪島市、能登町あわせて全壊家屋は82棟、半壊が658棟。直接死が16人、災害関連死が3人。能登半島地震については、今月3日時点で七尾市を含めた4市町で全壊が4897棟、半壊が1万2188棟。直接死は228人、災害関連死は415人。公費解体は今年8月末時点で82.1%が完了。ライフラインの復旧状況も輪島市・珠洲市の約10戸を除き電気は復旧。被害の大きかった輪島市では人口が震災前より約13%減り、残る住民も約40%が仮設住宅だという。
災害NGO結に密着。前原さんは震災翌日からボランティア活動を行っている。去年末、上地雄輔もボランティアに参加。土砂災害に見舞われた家屋から被災者の宝物を探す作業を行った。震災から約1年。ボランティアの取り組みにも変化が生じていた。去年は被災者の前を歩いて引っ張っていく、今は横に一緒にいる形だと前原さんは語る。輪島市のビニールハウスの解体作業を行った。依頼者は当時の状況について二重災害だと語っていた。休憩時間が近づくころ、地元の女性らがボランティアのためにカレーライスを作っていた。足を運ばなくてもできる支援として募金、能登の商品を買うなどと紹介。何ができるかを悩み考えることがスタートラインなどと前原さんは話した。去年、上地雄輔が出会った今寺さんは当時から時間が止まったままのものがあるとした一方、新たな取り組みとして屋根の補修などに使われたブルーシートを再利用したカバンなどを作製し販売しているという。
映像を受けてのスタジオトーク。上地雄輔はお会いした人も数人いて、笑顔が見えただけでホッとしたとコメント。観光業も復活への道を歩んでいる。鉄道も全線開通した。飛行機も震災前と同じ1日2便になった。国道249号は中屋トンネルの通行再開で輪島市内すべてで一般車両通行可能になった。観光デジタルマップでは宿泊施設や飲食店などを紹介。観光業の復興について鳥海氏が取材。
のと里山空港ターミナルビルの目と鼻の先にあるのが去年11月にできたNOTOMORIという施設。被災した飲食事業者6店からなるフードコートがある。サバ能登いしる漬け定食を注文。身がしっかりしていて美味しいとのこと。次にイカの駅つくモールへ。特産品の船凍イカに地元の日本酒などが購入できる物産コーナーなどがある。この場所は建物自体に大きな被害はなかったが、一時津波が押し寄せ、店内などが浸水。唯一無傷で残ったのがイカキング。今でもイカキング目当ての観光客が多いという。次に九十九湾をまわるクルージングへ。クルージングでは今の能登を知る風景もある。観光に来てもらうことで地元の人が元気になるなどと話した。
七尾市の中島町で震災後も牡蠣の営業を続ける宮本水産へ。震災前はレストランも営業していたが、再開の目処が立っておらず現在は直売所と電話注文のみの販売を行っている。岩牡蠣を食べた鳥海高太朗は「何もかけなくても塩の香りがする。」などと話した。直売所で購入した人にはその場で試食してもらっているという。


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