サンデースポーツ (スポーツニュース)
MLBでもオープン戦が始まっている。デトロイト・タイガースの前田健太はことしで大リーグ10年目。節目となるシーズンにどう臨むのか、フロリダ州レイクランドを訪れた元MLB投手の上原浩治さんが聞いた。オープン戦のフィリーズ戦。初登板を迎えた前田は先発ローテーション入りをアピールする重要な試合。2回を投げヒットを1本も許さない完璧な内容だった。ことしを勝負の年と位置づける前田。先発として活躍を期待され2年総額35億円余りでタイガースに入団。ところが3勝しか挙げられずシーズン半ばに先発から外された。不振の原因はストレートのスピードにあるという前田。原因の1つは4年前に行った右ひじの手術だった。スピードを取り戻すために新たに練習に取り入れたのが両端を切り落としたボールをリリースすると、キレのある力強い速球が投げられると考えている。この日の最速は150.7キロ。昨シーズンの平均を4キロ余り上回っていた。今シーズン、もう一度、先発の座を取り戻しチームの勝利に貢献する決意を語った。前田投手は、先月27日のオープン戦で2回目の登板。投げていた感覚も悪くなかったと前向きなコメントを残していた。