THE TIME, TIME マーケティング部
今回は小学生のダイエットブームでの注意点を紹介する。現在小学生の中にもダイエットブームが到来しているといい、内閣府の調査では小学6年生の時点で痩せたいと思う割合が男子で3割、女性で5割を超える結果となった。日本摂食障害学会の専門家によると現在小学生の拒食症が増加していて、特にコロナ禍ではストレス増加の影響もあって患者数がコロナ前から1.6倍になっているという。またそうでなくても子どもが痩せすぎた場合成長期に十分な栄養を摂れないことに繋がり、骨粗鬆症の早期発症の原因にもなるという。特に女児の場合は女性ホルモンの分泌に悪影響を与え、初潮が遅れたり髪の毛や肌の荒れなど様々な症状を引き起こすという。他にも女性ホルモンの減少は人格形成にも影響を及ぼすこともあるという。ダイエットブームは特にSNSを中心に広がっていて、オープンチャットによって痩せ助長がつながることもあるという。小学生の健康的な食事量は高学年では2000kcalを超え、場合によっては母親より多いこともある。このため親子で食事をして食生活を把握することが重要で、給食では給食の残った量を張り出して目標を立てるなど小学校でも対策が行われている。子どもが痩せたいと強く思っている場合はなぜそうしたいかを聞き、肯定しつつダイエットの方法を聞いて正しく導くのが良いという。イタリアやスペインではBMI18.5を下回るモデルがファッションショーに出演することを禁止するなど海外では既に規制やルールが制定されている。