ニュースウオッチ9 (ニュース)
IT大手・ドワンゴと公益財団法人の日本財団が計画を進めていた通信制大学「ZEN大学(仮称)」の設置が認められた。文部科学省の大学設置学校法人審議会で、きょう設置を認める答申が出された。開設は来年4月で、計画によると、学部は知能情報社会学部の1つで、情報やデジタル産業など6つの分野について、事前に収録された授業などをすべてインターネットで受講できるとしている。1学年の入学定員は3500人で、通信制の大学としては、放送大学の1万5000人に次ぐ異例の規模となっている。ドワンゴは、これまでに沖縄県などに通信制の高校を開校しているほか、中学生向けの教育機関で通信制の学校運営に携わっている。一方できょうの答申では付帯事項として、通信制の大学としては定員規模が大きいことなどから、安定的に学生の確保ができない場合、影響が特に大きいとして、戦略的な募集活動を行うことや学生への適切なサポート体制の整備、財務計画や定員について、実態に応じて適切に見直すよう求めている。