列島ニュース (リポート)
愛知・江南の大仏は海外からも注目を集めているという。名鉄で揺られると姿を見せるこの大仏は「布袋の大仏」と呼ばれ18mあるとともにコンクリートで作られている。大仏と警報機がサングラスをかけるような位置にあることでおもしろ写真を撮ろうとする人がいるのだという。持ち主は鍼灸接骨院を営む前田さんで父・秀信さんが戦争犠牲者の慰霊をしたいと考える中夢のお告げを聞いたことで大仏建立を決意したのだという。そして約5年を掛けて布袋の大仏は完成する形となった。その顔は特徴的な丸い顔となっているが、父親に似てきてしまったと苦笑いだった。約9万8000人が暮らす江南市のシンボルとして親しまれ、大仏を身近に感じてもらうための取り組みも地域では進められている。区長を務める柴田さんは個人の所有のものであって一般市民が自由に出来る珍しさがあると話していて、江南警察署と協力して犯罪被害の状況に応じて大仏をライトアップする企画も行われている。特殊詐欺や窃盗事件が発生した日は赤・平穏だった日は青に光り、ライトアップから防犯意識を高めようとしている。江南警察署の谷口さんは近づきやすいいいシンボルなので安全安心により貢献してほしいと話していた。布袋の大仏は周囲に私有地も多いことから撮影の際には注意が必要となるが、大仏のライトアップは今月24日まで行われる予定となっている。