ワールドビジネスサテライト (ニュース)
先月の参議院選挙を受けた臨時国会がきょう、召集された。衆議院に続き参議院でも少数与党となった石破総理大臣の国会運営が始まる。午前8時の開門と同時に国会に入ってきたのは参院選で当選した新人議員たち。国民民主党・牛田参院議員は「非常に引き締まった気持ち」、チームみらい党首・安野参院議員は「われわれは風穴を開けていきたい」などと述べた。参院選で躍進した参政党の議員も初登院した。初登院の緊張からか、無所属の泉房穂参院議員は違う名前を押してしまった。石破政権にとって今後の大きな課題が野党との連携。立憲民主党や日本維新の会など野党7党はきょう、ガソリン税の暫定税率廃止法案を国会に共同提出。今年11月1日の廃止を明記し、与党側への圧力を強めた。同様の法案を野党側は参院選前の通常国会でも提出したが、与党側の反対で廃案になった。選挙結果を受け与党側の態度が変化。自民党・後藤政調会長代理は「法案を成立させ今年中のできるだけ早い時期に実施するということを与野党でしっかりと達成できるように進めていく」と述べた。臨時国会の会期は5日まで。週明けには異例の衆参両院で予算委員会が開かれる。