列島ニュース 金沢局 昼のニュース
奥能登地域の今後の医療体制について議論する会議が開かれ、石川県は、輪島市の能登空港の近くに新たに中核となる病院を設置し、救急医療や入院機能を集約する考えを示した。奥能登地域には、4つの自治体にそれぞれ公立病院があるが、高齢化による人口減少や医師の不足も深刻で、病院の経営は厳しい状況が続いている。きのうは、奥能登地域の今後の医療体制について、県や自治体、病院関係者などが集まって話し合う会議が県庁で開かれた。新病院の素案は4病院の救急医療や入院機能を新病院に集約し、4病院では外来診療を残しながら介護機能を強化する方針。救急医療も含め、今の病院機能をどこまで残すか、今後地域の実情を踏まえて病院や自治体との協議を進めることにしている。県は”新年度中に具体的な案をまとめたい”としている。