サン!シャイン (ニュース)
日本で3本のみの“魚雷バット”を検証。視聴者から「魚雷バット 日本導入についてどう思う?」と意見・質問を募集。表示のQRコードを読み込み、あたはLINEの検索でサン!シャインと読み込み公式LINEを友だち追加。その後、ニュースへのご意見という画面から意見・質問を。意見・質問は番組内で紹介していくという。
魚雷バットについて里崎さんは「芯の幅のルールはないが、全部太くしてしまうと重心位置がなくなるので先にするか、手元にするかで今までの標準的なバットは先の方に心があったのを手前の方にして通常のバットだとつまるところに芯を置くことによってミスを少なくする。選手によっては」などコメント。魚雷バットを生み出したのはアーロン・リーンハート氏。マサチューセッツ工科大学で博士号を取得していて、ヤンキースのアナリストをつとめたこともあるという。標準的なバットは根本から先に行くにつれて太くなっていくが、一方で魚雷バットは芯の部分が最も太くなり先に行くとまた細くなる設計。また、芯の部分は標準のバットよりも少し手元よりになったという。
魚雷バット使用で好成績を挙げている選手もいる。ヤンキースのA・ボルピー選手は昨シーズンホームランは12本だったが今シーズンがここまですでに4本放っている。J・チザム・ジュニア選手はここまでに5本のホームラン。ヤンキースは開幕4試合で18本を放ち、メジャー新記録を樹立している。佐藤ゆかり氏は「今回のトルピードバットで球界のゲームチェンジが行われるか期待したい」などコメント。
魚雷バット使用で成績不振になった選手もいる。ドジャースのM・マンシー選手は魚雷バットを使用すると3打数ノーヒットだったが、その試合で最後に標準的なバットに戻して同点二塁打を放った。さらにJ・チザム・ジュニア選手は魚雷バット使用でHRを量産するも今月から成績が伸び悩んでいるという。マルチ&ヴィクタススの山崎さんは「どの選手でも結果が出るわけではなく標準的なバットで好成績を出す選手もいる」などコメント。里崎さんは魚雷バットのデメリットについて「先端に芯がないためアウトコースが苦手。バッターの立つ位置とか考えないと先っぽに当たってしまう。僕がキャッチャーだったら、アウトコース攻める」など解説。入江陵介氏は「2
009年に出た高速水着で世界新を出した、その水着が未公認ということで、記録自体も未公認に終わってしまった。選手は頑張っているのに道具のおかげでタイムを上げたと言われることも多かったので、悲しくなったときはあった」などコメント。
魚雷バットの今後の可能性について里崎氏は「従来のバットで打てている選手には魚雷バットは必要ないが今のバットで打てていない選手は試してみる価値あり。アベレージが出るバットだと個人的には思っている」などコメント。日本人選手もすでに試し打ちしている。今月11日阪神タイガースの試合前練習で佐藤輝明選手は「まだ分からない。試してみる価値はあるんじゃないかな」、森下翔太選手は「メインで使うかはわからないが試す可能性はある」などコメント。大谷翔平選手は「いきなり使うことはもちろんないと思う。今のバットを今後も使うつもり」、A・ジャッジ選手は「魚雷バットを振ったことなく試すつもりもない」などコメント。里崎氏は「すぐ使うのは難しいが、オフシーズンなどに半年間準備させてもらえたら使えるのでは」などコメント。