モーサテ 日経朝特急+
中山さんに話しを聞く。今日取り上げる記事は「ホンダの計画、ホンダの夢」。ホンダは2040年に脱ガソリン車宣言をしている。計画もいいがもっと夢を語った方がいいんじゃないかという奮起を促す内容になっているそうだ。今日のテーマは「EVの“死の谷”を乗り越えられるか」。中山さんは「2023年の自動車業界はテスラとBYDが一段と躍進した、一方でEVという分野は全体としてはぼちぼちかなという感じ」などと話した。また「経営の世界には“死の谷”という言葉があり、新しい技術が産業として飛躍するのに乗り越えるべき関門を差している」などと話しイノベーションの普及過程を説明した。市場シェアの16%を超えたあたりが死の谷を超えるポイントで、超えているのは中国のみとのこと。そういった中で注目されるのが日本企業だとホンダ。年明けにアメリカ・ラスベガスで行われたテックショーでは新ブランドの0シリーズを発表している。ホンダの販売規模は世界で年間約400万台だが「創業以来の転換点だと思う、脱炭素に対し退路を断って取り組もうとしているところが評価に値すると思う」などと話し、その一方で「株主向けに言っていることなのか、顧客や社員などに訴えたかける計画以上のなにか。夢や理念など。どっちなのだというところをもっとはっきりさせたほうがいいのかなと思う」などと話した。またイノベーションの普及過程によるとあーりアダプターが重要視するのが製品の善し悪しや価格だけではなく、企業理念や世界観などもあるなどと説明した。またホンダ創業者の本田宗一郎氏の言葉を紹介し、「計画を超越した創業者、経営者の肉声ではないかと思う」などと話した。