モーサテ プロの眼
テーマは「最強・スイスフランと最弱・日本円から考える通過の強さ」。12月12日、スイス国立銀行SNBが50ベーシス利下げをした。結果的に、これが22年の11月以来2年ぶりの低水準になった。唐鎌さんによると、「来年にはスイスと日銀の政策金利はおそらく並んだ上で逆転もし得るだろう。政策金利がこれだけ接近していても、お互いの金融政策の方向性及び、自国通貨に対する悩みの方向性というのは両行では全く違う。」と話した。対ドル騰落率(過去30年)をみると、スイスフラン47%に対し日本円−36%となっていると伝えられた。貿易収支(過去50年)をみると、スイスは黒字が徐々に拡大、円はだいたい10年ぐらい前から赤字国になっている。スイスの貿易黒字と分解していると基本的に時計と薬とのこと。国として、外貨を継続的に稼ぐことができる能力というのが通貨の強さに直結してくるというのをスイスフランは語っているのだそう。