期待 食物アレルギーのメカニズム解明 皮膚から侵入…塗り薬も

2025年7月14日放送 10:49 - 10:59 TBS
ひるおび (ニュース)

食物アレルギーのある子どもの数が、2013年の調査から2022年の調査で約1.3倍に増加。食物アレルギーの原因物質としては、一番多いのは鶏卵、次いで木の実類、牛乳、小麦など。食物アレルギーがある子どもが増えている理由について、食べるタイミングの遅れ、食物が残りやすい密閉された生活環境、生活の工夫からくる腸内細菌の乱れなどがあるという。食物アレルギーという言葉を認識することによって、親が生まれた赤ちゃんに対して食べさせるものがちょっとずつ遅れてケアしながら与えること自体が皮膚から入るというリスクを上げているという。食べる前に皮膚に入ると抗体ができると言われている。食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる成分に対して体の免疫システムが過剰に反応し体に不利益な症状を起こす状態。場合によっては、命に関わるアナフィラキシーショックが起こることもある。主な要因は、食事や乳児期の皮膚炎。ハチ毒やヘビ毒が皮膚から入り免疫で除去する機能が、無害である食べ物に対して起こりやすくなっているという。研究で分かったことは、原因物質が皮膚から入り込んだ際、体内でPGD2という物質ができる。これが免疫細胞を刺激し抗体を増やす。マウス実験で、PGD2を抑える薬を投与すると、アレルギー症状が抑えられたという。将来的に赤ちゃんの皮膚につける薬を実用化し、アレルギーの発症予防に役立てたいという。昔は13歳くらいで食物アレルギーは治ると言われていたが、大人になっても治りにくくなっている患者が実際多いと言われている。それぞれの年別でも皮膚を守ることは大事だという。抗体はある程度サイクルがありずっと残るものではないので、皮膚を守ることで少しずつ抗体が減っていくような結果が動物では出ている。それが人に適用できるかを検証していき、治療に役立てれば理想的だという。


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東京大学プロスタグランジンD2

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