先駆け!アーレーイーマー スマホのアーレーイーマー
スマホの誕生以前から複数の機能をかけ合わせた合体家電が存在した。「テレビデオ」や「ラジカセ」など様々な商品が生み出される中、究極と称されたのが「ラテカピュータ」。ラジオ・テレビ・カセットテープレコーダー・コンピューターが1つに合体したもので、1979年に発売された。開発者の西村幸祐さんは上司から「世の中に無いものを作れ」と言われて開発に着手し、仲間とともに西村さんの自宅で泊まり込みしてまで作り上げたという。しかし生産台数はたった200台と惨敗に終わった。西村さんは惨敗の要因に「消費者の感覚を見失った」ことなどを挙げた。ただ西村さんは当時を振り返って「楽しかった」などと話した。