ひるおび! (ニュース)
健康のカギは日々の歩行かもしれない。厚生労働省が健康づくりのための新しいガイドを取りまとめた。今月27日、厚生労働省が「身体活動・運動ガイド」を新しく取りまとめた。成人の場合だと歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(8000歩以上)が必要とのこと。それに加え息が弾み汗をかく程度以上の週60分以上の運動または筋トレを週2~3日必要。高齢者になると少し下がるが1日40分以上(6000歩以上)に加え、有酸素運動・筋トレ・バランス運動・柔軟運動など多要素な運動を週3日以上必要。身体活動の量が多い人は循環器病やがん、認知症などの発症リスクが低下するとの報告がある。個人差も踏まえ強度や量を調整し、少しでも多く体を動かすことが大切。座りっぱなしの人などは血流や代謝が悪くなり病気の発症に影響が出る恐れがある。座る時間が長くなりすぎないように注意。座りっぱなしはデメリットが多い。6万人を対象に調査すると日中座っている時間が2時間増えるごとに死亡リスクが15%増える。ノルウェー・オスロの研究所などの調査では100万人の男女を最大18年観察し、座る時間が長いと死亡リスクが5割高くなることが分かった。アメリカの研究では1日6時間以上座る人は3時間未満の人に比べ循環器疾患・がん・糖尿病・アルツハイマー病などによる死亡リスクが高くなり、3時間以上座りっぱなしの人はどれだけ運動しても死亡リスクを減らせないという。大谷先生は「座りっぱなしで代謝が落ちると病気のリスクが上がる」と指摘している。さらに「こまめに動くと血糖値が下がる。30分おきに100秒歩くようにすればいい。」などとアドバイスした。