首都圏ネットワーク オシたび
安藤佳祐キャスターが都心から車で2時間ほどの東京の奥多摩町で涼をたっぷりと感じられる体験をした。まずは奥多摩町にある海沢渓谷で午前中行われている沢登りツアーに参加した。水温は15度ほど、ガイドの指導のもと安全に配慮しながら全長700メートルほどのコースを1時間ほどでのぼっていく。最初のお楽しみはこの滝つぼへの飛び込み。つづいて15年前に来日した英国人のデイビッドの案内で午後は電動アシストつきのレンタル自転車で奥多摩湖から奥多摩駅までの9キロの道を走った。奥多摩むかし道というポイントに入り涼しいトンネルを抜けると森の中に入っていった。道中には歴史を感じさせてくれるポイントもあった。デイビッドが案内してくれたのは馬の水飲み場。東京と山梨を結びかつては石炭などを運ぶのにも使われた道。移動にはさまざまな動物が使われていた。このように牛や馬の通行の安全を祈った観音様もあった。そして最後に案内されたのは切り立った崖の横に建つ神社。奥多摩にある12の神社ではとある夏の風習が続いていると教えてくれた。雨乞いや五穀豊じょうを願って夏祭りでは獅子舞を踊る奥多摩。地域ごとに色とりどりの獅子舞があってデイビッドも参加しているという。豊かな自然と独特の文化が息づく奥多摩、その魅力を味わい尽くした旅だった。