めざまし8 ニュース 9時またぎ
えりも漁業協同組合の関係者は「去年に続いて今年もオオズワイガニが大量発生している」と話す。見た目がズワイガニに似ているオオズワイガニはズワイガニより手頃な価格で購入できるという。都内の鮮魚店では「オオズワイガニの甲羅盛り」を1380円で販売。仮にズワイガニなら2倍以上の価格になるという。別の鮮魚店の店長は「3倍から4倍の価格差がある」と話す。オオズワイガニの大量発生の理由について専門家は、ここ数年の大雨の影響で海水の塩分濃度が下がり、天敵のタコが海深くに潜ったためカニの子供が襲われることなく大量に育った可能性があるとしている。ただ北海道の漁業組合によると、ある時期からツブ貝が採れなくなりオオズワイガニばかり水揚げされるようになったという。やむを得ずに採れたオオズワイガニを一匹150円ほどで取引し始めたとのこと。さらに一部の店では見た目が似ていることからオオズワイガニかズワイガニか判別できないようにして販売するケースも。国や業界団体は適正に表示して販売するよう求めている。オオズワイガニは安くておいしいという噂が広がり売り切れの店も出てきている。