イット! ソレってどうなの?
今日国税庁が路線価を発表した。国税庁が毎年発表するもので、道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額。全国1位となったのは今年も銀座の鳩居堂前にある銀座中央通り。2位は東京・渋谷区の渋谷駅側通りで3440万円、3位は新宿の新宿通りで3256万円となっている。上昇率全国1位は長野県白馬村の32.4%、全国2位は北海道富良野市北の峰町30.2%。全国3番目になったのは浅草・雷門通りで上昇率は29.0%、1平方メートルあたりの価格は1年で130万円高くなった。インバウンドで賑わう有名観光地が上昇率上位にランクインする中、上昇率5位になったのは東京・足立区の北千住。去年に比べ26.0%も上昇しており、10年前と比較すると約3倍になっている。北千住は駅前に商業ビルと商店街が共存しており、近くに高層マンションなど住宅街が広がる。駅のすぐそばに荒川があり繁華街と下町の雰囲気が感じられる。東京カンテイの高橋雅之上席主任研究員は、JRや私鉄等々が各線乗り入れたターミナル駅で都心へのアクセスも良好で、近くに大学のキャンパス等もあり都心への通勤者以外にも学生も住んでる街、5~10年前から北千住界隈は穴場な駅という感じでピックアップされたエリアだが都心でのマンションの住宅価格高騰を受けて予算に余裕がない方がより買いやすいエリアということで、価格と利便性のバランスが取れたところに着目され人気を博していったと話した。今後路線価が上昇しそうな場所は、赤羽駅周辺、錦糸町や小岩周辺などは今回も高い上昇率を示しており来年以降さらに上回ってくる可能性は高いという。