めざましどようび NEWS
豊洲市場の3月のカツオ入荷量が去年より約3割減少し、4月になっても入荷は回復せず、卸値は去年の1kg724円から今年は1145円と1.5倍以上になっている。都内のあるスーパーでは冷凍のカツオを100gあたり299円で販売しており、去年より2割ほど価格が上がっているとのこと。価格高騰の原因について専門家は「海水温の上昇が遅れで回遊量が減り、漁場が形成されていない」などと話した。またイクラの価格高騰も顕著で、豊洲市場のイクラの卸値は去年3月と比べて1kgあたりの値段が150%増だという。都内の飲食店では価格高騰を理由にイクラの入った海鮮丼の提供を断念したとのこと。こうした中でお買い得となっているのがマグロだという。今年から太平洋クロマグロの漁獲枠が増え、豊洲市場の卸売価格は去年より14%ほど安くなり、さらに水産庁は大西洋クロマグロについても今年8月から漁獲枠を拡大する見通しで、今後もさらに安くなる可能性があるという。他にもブリが先月より2割ほど安くなっているとのこと。