大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
先月、神奈川・横浜市でヘアドネーションのイベントが行われた。ヘアドネーションとは、がんや先天性の病気などで髪を失った人たちに、医療用ウィッグを作り無償で提供するというもの。このイベントを開いたのは、群馬大学医学部に通う5年生の伊谷野真莉愛さん(22)と、横浜市立大学医学部3年生で、真莉愛さんの妹の友里愛さん(21)。二人は、ウィッグを買うことができない子供たちへの提供を続けており、この春には賛同した大学生らとともに「ヘアー・フォー・チルドレン」という団体を立ち上げた。ヘアドネーションに必要な髪の長さは31センチ以上で、1つのウィッグを作るのに約30人分の髪が必要となる。また、髪質や髪色は関係ないという。また、真莉愛さん・友里愛さんは協力してくれるウィッグ会社探しにも苦労し、大手かつらメーカーから協力を得られるまでに3ヶ月かかったという。全国から送られてきた髪は、職人が4ヶ月以上かけ手作業で製作し、出来上がったものは子どもたちに届けられる。これまで、20人の子どもたちにウィッグを届けることができたという。参加者の中には、自分の娘が小児がんになり亡くなり、願掛けで伸ばしていた髪を、月命日にヘアドネーションとして寄付する女性もいた。