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空梅雨の影響で連日猛暑が続く中、コメ農家からは「今年の新米は不作になるのではないか」と不安の声が上がっている。5日連続の真夏日を記録した山梨県北杜市の田んぼでは、この暑さで新米が不作となる懸念も出てきていた。田んぼをサーモグラフィーカメラで見てみると、水面が特に高温になっていることがわかる。本来この時期の水温は高くても30℃だというが、計ってみると36.2℃でほぼ真夏の温度になっていた。すでに品質に影響を与える異変が、目に見える形で起こっていた。新米の季節が近づく中、令和の米騒動は今も続いている。米どころの山形県天童市のイオンでは、開店前から備蓄米を求める人で長蛇の列ができていた。金曜日、小泉大臣は「地域によっては3000円台にすでに入ってきた」と下がりつつあるコメの価格に手応えをつかんでいた。農水省の調査では米価は4週連続下落となっており、店頭でも3000円台の銘柄がみられるなど価格の下落は消費者にも感じられるものとなっていた。この要因は業者間でのスポット取引の価格が小泉農相の就任後に急落したことにあるという。一方で、高騰時に仕入れた米の在庫に小売店からは懸念の声も上がっている。