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中国国防省はきのう、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBM1発を発射し太平洋の公海上に着弾させたと発表した。これについて米国国防総省のシン副報道官は、「ICBMの演習に関して事前に通告を受けた。誤解を避ける上で正しい方向だ」と述べた。その上で、“国防総省としては弾道ミサイルなどの発射について2国間の通告を行う仕組みをさらに整えるよう求めていく”と述べ、軍どうしの情報のやり取りを一段と強化していく必要性を強調した。米国軍は中国が米国の領土や空母などを狙った攻撃能力の向上を図っているとして警戒を強めている。一方で米中両国は去年11月に行った首脳会談での合意に基づき、それまで途絶えていた軍どうしの対話を再開させていて、副報道官の発言は不測の事態を避けるため軍どうしのコミュニケーションの維持を重視する姿勢をうかがわせている。