米 対中関税で市場への影響は

2025年2月5日放送 5:50 - 5:52 テレビ東京
モーサテ (ニュース)

ニューヨーク証券取引所から東海東京証券アメリカ・中川幾代が解説。4日のニューヨーク株式市場では主要3指数そろって上昇。中川さんは「前日にカナダやメキシコへの関税発動が延期された安堵感が、株価を支えたが、中国には追加関税が発動したことが悪材料となり上値は抑えられている。中国が報復措置として打ち出した追加関税の対象は液化天然ガスや農機など総額140億ドル相当と限定的な範囲にとどまった。第1次トランプ政権時の貿易戦争で、中国が1850億ドル相当の製品に報復関税を課したことと比べると今回は慎重な姿勢にも見え、株価への影響も大きくなかった。中国の報復関税発動まえに両国が妥協点を見出す可能性も市場は視野に入れている」などと述べた。決算を発表した銘柄の値動きについて中川さんは「市場予想を上回る10−12月期決算を発表したAIデータ解析・パランティア・テクノロジーズと音楽ストリーミング大手・スポティファイが急伸。売り上げや会員数が著しく伸びたことが好感されている。一方、化粧品大手・エスティローダーは、中国などの消費減速を背景にアジアの免税店事業の低迷が心配され、大幅安。製薬大手・メルクは、需要鈍化を理由に、子宮頸がんなどの予防ワクチン『ガーダシル』の中国への出荷を一時停止すると発表し、ダウの重しになった。下落した2社はともに中国関連のネガティブな材料が関連していて、対中関税政策をめぐる先行きの不透明感も足を引っ張った可能性がある」などと述べた。


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