news every. あま~いだけじゃない!甘味処のおいしいごはん2
名物ご飯に秘められた知られざる物語。目黒区自由が丘にある銀座 立田野は、創業明治28年の老舗の甘味処。元力士の立田野竹松が引退後、屋号に四股名をつけて汁粉店や氷の卸業をしたのが始まり。長く愛される看板メニューがクリームあんみつ。一見普通のあんみつかと思いきや、皮むきあんというあんこで小豆の皮を剥いでから作る手間のかかるあんこを使っているという。尾花貴絵は、スゴく口当たりが滑らか、一切雑味がないなどとコメントした。他にも、わらび餅のきな粉パフェなどが楽しめる。人気は甘味だけではなく、五目釜飯が甘味のメニューよりも人気があるという。出汁は昆布やかつお節、マグロ節をベースに薄口醤油などで仕上げたもの。それを秋田県産のサキホコレと合わせたら鶏肉やベビーホタテなどを加え、注文が入ってから丁寧に炊き上げる。他にも鮭いくら釜飯などもある。70年前には釜飯が看板の甘味処として愛され、多いときには全国に30店舗以上を展開。しかし、2015年銀座本店が閉店。2021年には吉祥寺店を最後に全店舗が営業を終了した。そんな立田野の復活に名乗りをあげたのが、平沢製餡所の平沢公教さん。平沢さんは、このまま終わらせるにはもったいない、まだ愛されているお店だろうと事業を継承。復活のパートナーに選んだのが吉祥寺店で最後を見届けた大人店長。早速取り掛かったのは名物・釜飯のリニューアル。半年の試行錯誤の末、釜飯を進化させた大人さん。2023年自由が丘で復活を果たす。