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去年の元日に起きた能登半島地震。政府の地震調査委員会は「断層が約150kmの範囲でずれ動いた可能性がある」としている。東京大学地震研究所の青木陽介准教授などの研究チームは地震計などのデータをもとに断層の破壊の状況を解析。当初石川県珠洲市付近でゆっくり起きていた破壊が20秒ほど経ってから高速で一気に広がったとみられることが分かった。青木准教授らの見解「能登半島北岸の沖合の地下には岩盤どうしが幅10kmほどにわたって強く固着した領域がある。ここが周囲の破壊に誘発されてずれ動いたのが地震発生から約20秒後。その後破壊が一気に進んだのではないか」と指摘。これに伴って輪島市付近では被害の拡大につながった可能性がある。