午後LIVE ニュースーン アンコールトクシュ~ン
4つの大学が集まる学生の街、東広島市。一見普通の学生シェアハウスに見えるがある秘密がある。朝早く学生たちが2階に向かうと高齢者の方々がたくさん。1階の半分が学生たちのシェアハウスだが、2階は認知症などの高齢者が入居するグループホーム。他にもデイサービスの施設などが入っている一体型の施設になっている。学校たちはここでトイレ掃除や皿洗いなど簡単な仕事を朝と夕方、1日2~3時間、週3回程度アルバイトを行うと家賃が無料になるという仕組みになっている。この取り組みは学生だけでなく施設職員や利用者にとってもメリットが多いという。この春大学院1年生になった黒谷優翔さんは家賃無料、同世代との生活に惹かれてシェアハウスに入居した。でも以前は高齢者のイメージがあまり良くなかったというが、認知症の高齢者との接し方に悩んでいたとき入居者の1人に声をかけられたことで気持ちが変わっていったという。高齢者と日常的に接することによって若い人たちが成長することもある。この施設に来て1年がたつ岡田こころさんは人と接するのが苦手で当初は悩むことも多かったという。そこで岡田さんは高齢者一人一人と接点を見つけては積極的に話しかけることにした。試行錯誤を重ね少しずつコミュニケーションへの苦手意識がなくなっていったという。