お助け料理人〜“もったいない”から新名物!!〜 (お助け料理人 ”もったいない”から新名物!!)
一品目の料理名は「れんこんタコス」。廃棄されるれんこんで作った生地、中に挟むものはピクルスも廃棄される小さいれんこん。霞ヶ浦でとれた水産物のかき揚げを入れた地産地消メニュー。一品目試食。感想は「廃棄のれんこんで作ったとは思えないくらいおいしい生地」「おいしい」などコメント。稲敷市の新名物候補2品目は、廃棄されるれんこんが宝石に!?れんこん✕琥珀糖。使うのはれんこんの分離した液体の上澄み液。味は甘いという。タコスでれんこんのカスとでんぷん質を使って上澄み液も使ったら全部無駄なく使っている。廃棄されるものでもいいところはあるのでそこにフォーカスして料理を作っているという。SDGsにピッタリ!鍋に上澄み液、寒天、砂糖を入れ、とろみが出るまで煮詰める。茨城はメロンが特産なのでメロンの味をつけていく。エッセンスで風味と香り付けをする。バットに入れ色素で模様付けし冷蔵庫に1~2時間入れて固め型で抜く。それを常温で3日間乾燥させ完成。メニュー名は「畑の宝石れんこん琥珀糖」。2品目試食。「甘さの中にれんこんの風味もしっかり出ている」などとコメント。稲敷市の新名物候補2品目は、インバウンド狙いのれんこんボロネーゼ。肉を使わず作る。ハラールフードを意識したインバウンドを意識した料理。稲敷市のマッシュルームを使って肉のような食感を目指して使用。このマッシュルームは間引いた小さいマッシュルームで本来廃棄されてしまうもの。吉沢シェフは食材調査で稲敷市伊佐部マッシュルーム組合を訪れていた。稲敷市はマッシュルームの生産量が全国一位の千葉県香取市のとなりにあり澄んだ空気と潤いある地下水が豊富。歯応え抜群のマッシュルームが生産されている。間引いたマッシュルームを揚げ水分をしっかり抜いてあげて旨みを凝縮させて肉のような食感にする。180度の油で揚げた肉代わりのマッシュルームが完成。続いてのボロネーゼの具材はひよこ豆玉ねぎにんじんセロリ椎茸をみじん切りにし素揚げ。仕上げはみじん切りのにんにく鷹の爪オレガノをオリーブオイルで炒め、肉代わりのマッシュルーム、素揚げした具材、トマトソースを加える。水を足しながら1時間煮込めば、ベジタブルボロネーゼが完成。ただ、まだれんこんを使っていない。シェフが取り出したのはストロー状の抜き型。皮付きのれんこんに上から型抜きを押し込むと筒状で出てくるのでそれをパスタの代わりにする。塩茹でした筒状のれんこんを180度の油で揚げれんこんスティックが完成。れんこんスティックの横にボロネーゼを添えセルフィーユとヘーゼルナッツを加え完成「れんこんスティックベジタブルボロネーゼ」。3品目試食。「れんこんの食感と切り方が初めてなので面白い。これは初めて」などとコメント。これで新名物候補3品の試食終了。集まった稲敷市民35人が投票。結果は「れんこんスティックベジタブルボロネーゼ」。選ばれた「れんこんスティックベジタブルボロネーゼは稲敷市内で販売。