被爆国 日本が選ぶ核政策「村山談話」作成エピソード/総理「戦後談話」の変化/石破総理「戦後談話」は?

2025年8月11日放送 12:43 - 12:50 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル 池上彰&増田ユリヤ徹底解説

不幸な過去と向き合わないと、歪曲されるおそれがあると思ったと谷野氏は言った。日本民族の誇りを深いところで傷つけるおそれがあると感じたという。この談話を出すことが日本の誇りを守ることだと思ったという。「戦後談話」はどうなるのか。1995年の村山談話は、「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「心からのおわび」という文言を入れ、植民地支配・侵略を公式に認め、謝罪の意を表明した。過去の戦争責任と向き合う姿勢を示した。2005年には小泉純一郎総理が、村山談話をほぼ踏襲した。痛切な反省、心からのおわびも明記した。「国策を誤り」の表現は使われなかった。2015年には、安倍晋三総理が談話を発表。アジア諸国への配慮を示す一方で、「先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と述べ、「謝罪外交」に終止符を打とうとした。2025年は石破総理。当初から戦後の談話を出すことに、意欲を見せていた。しかし保守派からは、戦後談話は不要だと言われた。3月には閣議決定をともなう戦後談話は出さない意向を表明した。総理個人のメッセージを検討中だとのこと。閣議決定は政府としての一大方針になり、のちの内閣を縛ることになる。談話とメッセージの違いを、外国はどう見ているのか。谷野さんに話を聞いたときに、総理大臣が出す意見は止めるべきではないだろう。海外の人は閣議決定かどうかはわからないだろう。談話は、社会党の総理大臣が誕生したからはじまった。それまでの保守党政権ではそのようなことを考えることはなかった。橋本龍太郎氏も賛同したという。当時は戦争を知っている政治家は多かった。今はいなくなった。戦争を知らないわれわれがどう戦争を考えていくかは心して向き合っていかなければいけない。石破総理は個人の考えて、出したいと考えているだろう。それまでは総理でいたいと考えているのだろう。議論することは大切なことだと大下さんがいう。広島、長崎の被害があった。なぜそのようなことになったのか。きちっと見ていく必要があると池上さんが言った。


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