ワールドビジネスサテライト (ニュース)
西武グループは、ベルーナドームで初めて入社式を開催。グループ21社の新入社員839人が参加した。始球式からマスコットたちのパフォーマンスまで、新入社員をもてなした。西武グループ各社は初任給の引き上げを発表している。西武鉄道は、最大4万3000円のアップ。西武ホールディングスは、6万8000円アップの32万円。過去最大級の引き上げ。西山社長は、西武グループに来たら世の中に貢献できる、貢献すると処遇もついてくるということをアピールしていくことが大事だなどと話した。西武ホールディングスでは平均約8%の賃上げも実施している。今後について、西山社長は、賃上げは継続していくとした。初任給を引き上げる企業は71%に達した。人材確保に加え、物価高騰などへの対応も背景にある。新入社員2人を迎え入れたランクアップ。化粧品の開発などを手掛けていて、従業員は約100人。入社式では、先輩社員からのメーク講座を実施。新卒初任給は去年から上がっていないが、力を入れているのが福利厚生。社員の8割が女性で、その半数が子育て中。オフィス内に子どもが過ごせるスペースを作り、働きながら親子で過ごせる時間を確保。子どもが体調不良になったときには2万円を超えるシッター料金を会社が負担する。子どもの学校行事などに合わせて有給休暇を1時間単位で柔軟に取れるようにした結果、産休・育休からの復職率は100%だという。新入社員は、初任給よりも、自分が成長できる環境やチャンスがどれだけあるかを重要視しているという。