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訪日外国人観光客数(日本政府観光局(JNTO)調べ)は、9月としては過去最高で、去年から31.5%増。今年はすでに約2700万人が訪れ、去年1年間を超えている。政府観光局は「コロナか前よりまだ円安水準」のため「訪日観光客の増加傾向が継続」と分析している。この夏の外国人観光客の滞在数の増加率が高かったエリアのランキング3位は香川・宇多津町。4年前に開館した四国最大級の「四国水族館」。高松空港から車で約30分とアクセスが良い。高松空港が台湾や韓国からの直行便が増えていることもあり観光客の増加につながっている。2位は福井・勝山市。世界3大恐竜博物館・福井県立恐竜博物館がある。また北陸新幹線が金沢〜敦賀まで延伸したことも要因。1位は北海道当別町。外国人の目当ては8月にオープンしたロイズカカオ&チョコレートタウン。オリジナルチョコレートをつくれるワークショップなどもある。JR北海道は在来線で20年ぶりの新駅・ロイズタウン駅を開業。人口約1万5000人に対し、100倍以上の約162万人が訪れた。
観光客数が増えると問題が起きてくる。過度な混雑やマナー違反などのオーバーツーリズムに悩む町の1つ、北海道美瑛町。人口約9300人だが、昨年度訪れた観光客は約239万人。有名なのが白金青い池。アップル社がパソコンの壁紙に使用したことで世界的にも有名。道路から大渋滞、駐車場も大混雑。ごみポイ捨てなど問題がでてくる。他にも「四季彩の丘」と言った観光スポットもあり、管理、維持費に約8億円がかかっている。単純計算すると町民1人当たり約8万5000円。財源確保のため、宿泊税や駐車場利用税を検討中とのこと。得た財源は観光マナーの啓発、混雑状況を公開するAI(人工知能)カメラの設置などに回す予定。