情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
きょうから中小規模の店舗を対象とした備蓄米の随意契約の申請が始まった。申請には一度に10トン以上引き取る必要があり、中小の小売業者は年間1000トン以上の取り扱い実績が必要で、8月までに全て売り切る必要がある。ネット予約はすぐに売り切れとなっている。スーパーコモディイイダの法本さんによると、今のコメ5kgの値段は4000円~5000円台で前年の倍ほど。入札時の備蓄米も仕入れて3000円台で販売し、4~5日で売り切れたという。コモディイイダはCGCに加盟しており、今回の備蓄米に関してはCGCが仕入れて各店舗に分配する形で、2000円ほどの価格を予定しているということ。客のニーズについては「2000円台の商品が入ってくればお客さまの選択肢が広がるため良いことだと思っている」などと答えた。
主に銘柄米を取り扱う米穀店を営む福士さんに話を聞く。新規客が増加し、販売数量は増えているという。取り扱っている銘柄米は現在玄米1kg単価が約800~1400円。「当店に買いに来るお客さまは安心安全でつきたてのお米がほしい方が大半」と話し、備蓄米については現時点では仕入れる予定はないということ。福士さんはいずれにせよこの秋の新米は高値で推移すると分かってきたため、価格は大きく下がることは考えづらい、生産量を増やさないといけないなどと話した。古古米などの保存方法については、一般家庭だと冷蔵庫の野菜室で密封状態で保管するのが一番良いということ。
米農家の大谷さんに話を聞く。小泉大臣の備蓄米放出については「この値段で出すのか」という感じ、新米の値段にどういう影響を及ぼすのかこわいところなどと語った。また、農家としては現状資材の高騰などがある中で、3000円では赤字に近い状態であり、新米は3500円からじゃないと厳しいと話した。大谷さんのところでは3割ほど飼料米を作っていたが、今年度は1割程度に抑えて主食米に回したという。飼料米との値段格差は倍ほどあるということ。