イット! (ニュース)
石破首相はきのう、麻生最高顧問、岸田前首相、菅元首相の歴代総理経験者と会談。その後、改めて続投を表明し、一部で報じられた退陣を否定した。会談では、進退の話は出なかったとも述べた。ある総理経験者は会談後、進退について直接言及せず、石破首相を引きずり下ろすようなことはないとしつつも、かっこよくやめるなら本当はきのうだった、3人が続投を認めたということではないと話したという。自民党幹部周辺は、総理が続投する意向を表明するなか、党内の石破おろしの動きが世論からマイナスに見られるなどと指摘。きょう、自民党奈良県連は森山幹事長宛てに、意見書を提出したことを明らかにした。石破首相に、参院選敗北の責任をとっての退陣を求めた。自民党有志は、参院選の責任を問うため、速やかに両院議員総会の開催を求める署名活動を行っていて、まもなく締め切るとしている。石破首相が続投の理由の一つに挙げた日米関税交渉が決着したいま、その進退が注目されている。金子は、石破首相としては、退陣を世論の流れによって作られたくないのではないか、国会で政策を進めるには野党の協力が必要だが、野党は石破政権とは組まないと明言している、政治の停滞は避けられないなどと話した。